神戸市議会、生成AIで条例改正

05/23/2023

　神戸市議会は24日、対話型人工知能（AI）「チャットGPT」など文章や画像を作成する生成AIを職員が業務で利用するルールを定めた改正条例を賛成多数で可決した。市によると、生成AIに関する自治体の条例は全国初としている。

　改正するのは「市情報通信技術を活用した行政の推進等に関する条例」。市民の氏名や病歴などの個人情報、市の非公開情報など機密情報の入力を禁じる条項が盛り込まれた。市は6月以降、職員100人ほどを対象に、資料の要約や議事録作成などの業務で試行し、活用できる分野を探るという。

　今後、真偽が定かでない情報が出力されることもあるため、ファクトチェックに努めるとしている。