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ホームレスの権利保障で議論
アダムズNY市長「思いやりの象徴」

ホームレスに対する権利を保障する保護政策「ホームレス権利章典」をニューヨーク市議会が4月に全会一致で承認したことで、論議を呼んでいる。アダムズ市長は、貧困層向けの思いやりの象徴として自画自賛する一方、全米の他都市からは困惑の声が上がっている。
市議会が承認した「ホームレス権利章典」は、ホームレスが市内の少なくとも一部の公共空間で寝ることができるとする権利を明示。こうした条項を盛り込んだのは、全米の大都市では初めてという。ホームレスの野宿を排除するため、長年にわたって市警などを動員してきたニューヨークにとって、転換点となる可能性が指摘される。
屋外で寝る権利を定めただけでなく、シェルターへの権利を成文化した点も特徴の一つだ。他にも、ホームレスの「性自認」と一致しない施設への強制収容を防ぐ権利や、家賃補助の申請権を盛り込んでおり、シェルターに滞在する親に赤ちゃんのおむつを支給することも義務付けた。
ホームレスに対する権利章典については、2012年にロードアイランド州が初めて制定した後、コネチカット、イリノイ両州が追随した。今回のニューヨークの動向について、西海岸・ロサンゼルスでは「共和党の都市でも、民主党の都市でもホームレスが単に違法になっている」(NPO関係者)との意見が出ている。(21日、amニューヨーク)
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