山林購入条件に貸し付けか

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共同通信
警視庁=東京・霞が関

 山林などの不動産を不当に高い価格で購入させることを条件に現金を貸し付け、違法な高金利の利息を受け取ったとして、警視庁生活経済課は25日までに、出資法違反の疑いで、東証スタンダード上場の不動産会社「リベレステ」(埼玉県草加市)の社長河合純二容疑者(74)ら男3人を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。

 商品の買い取りを条件に融資する手口は「抱き合わせ融資」と呼ばれる。不動産の抱き合わせ融資を同法違反容疑で摘発するのは全国初。

 警視庁は不動産の販売価格と本来価格との差額が利息の一部に当たり、融資分の利息と合わせて法定金利を上回ると判断した。