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共同通信
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フランス南部で開かれている第76回カンヌ国際映画祭の授賞式に先立ち、是枝裕和監督の作品「怪物」が、独立賞の一つでLGBTQを扱った映画に与えられる「クィア・パルム賞」を受賞した。配給元が27日までに発表した。日本映画としては初の受賞という。
同賞は10年に創設。公式部門と別に組織され、映画監督や俳優、各国のクィア映画祭のプロデューサーらが審査員を務める。カンヌ国際映画祭に出品された作品から選ばれ、今作は満場一致で決まった。
是枝監督は「プロットを手にした4年半ほど前から主人公の少年2人が抱える葛藤とどう向き合うべきか考えてきた。映画を愛していただき、感謝している」と語った。