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共同通信
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【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)は26日、2023年の米実質国内総生産(GDP)成長率の予測を1.7%とし、4月予想の1.6%から上方修正した。ゲオルギエワ専務理事は記者会見で「米経済の堅調さが示されている」とした一方、物価高を抑えるために米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利をさらに引き上げることが必要だと提言した。
IMFは米経済に関する審査で、物価上昇率が24年にかけてFRB目標の2%を上回り続けると予想。23年末のFRBの政策金利について、現状の5~5.25%より高い5.4%と見込んだ。
米政府に対しては財政再建のために大幅な歳出削減と、企業や高所得者への課税強化などによる歳入増を提案。債務上限の引き上げ協議の難航を「米国と世界経済に新たなリスクをもたらす可能性がある」と懸念し、直ちに上限を引き上げるべきだと訴えた。今後については、予算承認時に自動的に債務上限が上がる仕組み作りも提言した。
3月以降に相次いだ米銀行の経営破綻を教訓とした金融機関の監督、規制の強化も求めた。