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共同通信
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陸上自衛隊は27日、静岡県の東富士演習場で、国内最大の実弾射撃演習「富士総合火力演習」を実施した。例年と同様に離島での戦闘を想定し、戦車や装甲車、火砲、ヘリコプターなどが相次いで登場し、山に向かって砲弾を撃ち込む作戦を展開。政府が中国を念頭にした防衛力強化を進める中、陸自部隊の有用性をアピールする狙い。
浜田靖一防衛相が現地で視察。火砲の部隊に加え、無人機や電子戦の部隊も参加した。
演習は「総火演」の通称で知られ、新型コロナウイルス禍前は2万人以上の観客を集め、陸自にとって国民の理解を得る重要な機会と位置付けられてきた。