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共同通信
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【台北共同】台湾国防部(国防省)は27日、中国国産空母「山東」の艦隊が同日、台湾海峡を通過したと発表した。暗黙の「休戦ライン」である中間線の中国側を航行したという。
国防部によると、中国の軍用機延べ33機と艦船延べ10隻が同日午前6時(日本時間同7時)までの24時間に台湾海峡周辺で活動した。軍用機のうち、戦闘機「スホイ30」など延べ12機が中間線を越えたり、南西の防空識別圏に進入したりした。
国防部報道官は空母について「台湾軍は航空機や艦船などで監視している」と強調した。
中国軍は昨年8月以降、中間線越えを常態化。規模を拡大するなど、活動をエスカレートさせている。