Published by
共同通信
共同通信
故金正日総書記体制下の北朝鮮での政治犯強制収容所における過酷な実態を描いたアニメ映画「トゥルーノース」の上映会が27日、札幌市の北海道大で行われた。在日コリアンの清水ハン栄治監督(52)は市民ら25人ほどを前に「真実の北朝鮮を知って」と訴えた。
北海道大の公共政策大学院が主催。アニメは約1時間半で全編英語。父親が政治犯の疑いをかけられ、連帯責任として連行された少年とその家族を中心に、飢えや拷問、レイプがはびこる収容所の実情と、苦難の中でも助け合って生きようとする人々の姿を描いた。
終了後、来場者から「何かできることはないか、考えるきっかけになった」などの声が上がった。