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共同通信
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【ナイロビ共同】西アフリカ・シエラレオネの首都フリータウンで27日までに、解放奴隷の自由の象徴とされてきた高さ約70メートルの巨木「コットンツリー」が倒れた。嵐が原因の可能性がある。ロイター通信が報じた。
現在のシエラレオネには18世紀末、英国から解放奴隷が移り住んだ。移住者はコットンツリーの下に集い、祈りをささげてから開拓地へ向かったと言い伝えられている。コットンツリーは童謡に歌われ、シエラレオネの代表的な観光スポットだった。
住民の一人は、天候が荒れた24日夜にコットンツリー付近を通過した際「雷鳴が響き、直後に木が倒れる音を聞いた」と証言した。