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共同通信
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【ワシントン共同】バイデン米大統領は28日、債務上限引き上げの法案を巡り、野党共和党のマッカーシー下院議長と協議した。ホワイトハウスが明らかにした。債務上限引き上げの法案の文言を最終確認する詰めの協議とみられる。マッカーシー氏は法案を31日に採決する方針を示している。
バイデン氏は28日の演説で「超党派で合意し、議会手続きに移る準備ができた」と述べた。合意について「妥協の産物だ。誰もが望むものすべてを得たわけではない」と語り、共和党との歩み寄りに理解を求めた。
債務上限引き上げを巡ってはバイデン政権と共和党が27日に基本合意に達した。引き上げには議会での法案可決が必要となり、民主、共和両党内の支持を広げられるかどうかが焦点となっている。
バイデン氏は28日の会談前に「私たちは良い状態にあると思う」と語り、法案可決に自信を見せた。マッカーシー氏もこの日の記者会見で「共和党(議員)の多くが賛成するだろう」と述べた。