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共同通信
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【北京共同】北朝鮮のパク・サンギル外務次官は29日、朝鮮中央通信を通じた談話で、過去2回の日朝首脳会談が行われながら「なぜ両国関係が悪化の一途をたどっているのかを冷徹に振り返る必要がある」と主張し、日本に高官協議実施の前提として日本人拉致と安全保障問題で態度を変えることを要求した。
日本が応じられる条件ではなく、日朝交渉再開が現実になる見通しは立たないままだ。
北朝鮮は2022年9月に日朝交渉担当の宋日昊大使が、両国首脳が国交正常化を目指すと02年に約束した「日朝平壌宣言」を日本が制裁で白紙にしたと主張するなど、近年は日朝協議再開への言及を避け強硬な姿勢を取り続けてきた。