首都キーウ攻撃激化、今月16回

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共同通信

 【キーウ共同】ロシア軍は29日、未明と昼間の2度にわたりウクライナの首都キーウ(キエフ)をミサイルで攻撃した。キーウ市によると、同市への攻撃は今月だけで16回を数えた。死者が出たとの報告はない。国防省のブダノフ情報総局長は「われわれを脅そうとする者はすぐに後悔する」と表明し、報復を示唆した。

 キーウ市は、ウクライナ軍が未明に上空で40以上の対象を迎撃したと発表。軍のザルジニー総司令官は昼間の攻撃について、市や郊外で弾道ミサイル「イスカンデル」などによる11発のミサイル攻撃があり、全て撃ち落としたと明らかにした。

 市によると、迎撃したミサイルの破片がキーウ中心部の住宅地に落下。1人が負傷したという。

 昼間の攻撃は午前11時過ぎだった。警報が鳴った直後に爆発音が響き、市民が急いで地下鉄駅構内などに逃げ込んだ。