Published by
共同通信
共同通信
孤独・孤立対策推進法が31日、参院本会議で賛成多数により可決、成立した。コロナ禍で深刻化した社会的孤立に悩む人への支援を強化するため、政府内に首相をトップとする対策推進本部をつくる。官民による「地域協議会」の設置を自治体の努力義務とする。2024年4月1日施行。
内閣府に対策推進本部を設置。孤独対策の重点計画を作成する。地域協議会で、NPO法人などと地域の実情に応じて支援内容を話し合う。自治体と民間が一体となり対策を進める。
支援対象の情報を協議会で共有できる。情報流出に対する罰則を設ける。正当な理由がなく情報を漏らした場合は1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金となる。