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共同通信
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【ウィーン共同】イランで核兵器級の90%に迫る濃縮度83.7%のウラン粒子が検知された問題について、国際原子力機関(IAEA)が、「疑義がない」とする報告書をまとめたことが31日分かった。AP通信が報じた。詳細は不明だが、イラン側の説明をIAEAが妥当だと判断した可能性がある。
イラン側は「技術的なミスで故意ではない。60%以上のウラン濃縮は計画していない」との立場を主張していた。IAEA側も83.7%の濃縮ウランの蓄積はなかったとの認識を示していた。
報告書によると、イラン側は、ウラン濃縮施設などへの監視カメラの再設置を認めたという。