会社役員、9100万円脱税疑い

Published by
共同通信

 水戸地検は1日、茨城県取手市の一般財団法人「地方創生復興事業団」の外注加工費を架空計上して所得を隠し、法人税など約9100万円を免れたとして、法人税法違反と地方法人税法違反の疑いで、取手市の会社役員武笠利美容疑者(68)を逮捕した。地検によると、武笠容疑者は同法人の業務全般を統括していた。

 地検は1日、関東信越国税局と合同で、同法人の事務所などを家宅捜索した。

 逮捕容疑は同法人の代表理事らと共謀し、外注加工費を架空計上して同法人の所得を少なく見せかけ、2019年7月から20年6月末までの法人税など約9100万円を脱税した疑い。

 法人登記によると同法人は16年設立された。