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共同通信
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ウクライナ侵攻を支持し活動していたロシアの軍事ブロガー、マクシム・フォミン氏が第2の都市サンクトペテルブルクのカフェ爆発で殺害された事件で、ロシア連邦捜査委員会は1日、テロ実行を指示した罪でウクライナ在住のジャーナリスト、ロマン・ポプコフ容疑者を本人不在のまま起訴したと発表した。ロシア通信などが伝えた。
委員会によると、ポプコフ被告は4月に起きた爆破の実行犯とされるダリア・トレポワ被告=拘束、起訴=に交流サイト(SNS)で指示を与えていた。起訴に先立ち、内務省がポプコフ被告を指名手配していた。
フォミン氏は「ウラドレン・タタルスキー」の筆名で、ロシア支持の立場で前線から侵攻について伝えていた。目撃証言などによると、カフェで講演していたフォミン氏にトレポワ被告とみられる女が贈った胸像が、数分後に爆発した。
モスクワの裁判所は1日、トレポワ被告の勾留期限を9月2日まで延長することを認めた。(共同)