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共同通信
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千葉県柏市議会で定例会開会日の2日、市議による市職員らへのハラスメント(嫌がらせ)を防止する条例が賛成多数で可決され、即日施行された。市職員らと市議を対象に市議会が実施したアンケートで、計163人が市議によるパワハラやセクハラに遭ったと答えた結果を踏まえた。
条例は、市職員や市議の尊厳を保ち、快適に働ける環境を整えるのが狙い。市議には地位や性、出産育児や介護を理由とした嫌がらせをしている同僚に対し、慎むよう指摘することを努力規定で求めた。議長の責務としては実態調査のほか、嫌がらせを確認できた市議の氏名公表、相談窓口の設置などを盛り込んだ。