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NYでコロナ再流行の兆候示すデータ
保健関係者「判断するには時期尚早」

ニューヨーク市と郊外で、新型コロナウイルス再流行の初期兆候を示すデータが測定された。下水中のウイルスを検査、監視にあたる下水サーベイランスによれば、市内の下水処理場14施設で、人口10万人当たり少なくとも50人以上の感染者がいることを示す高濃度が報告された。ニューヨーク州内では、コロナ入院患者がわずかに増加しているという。
ニューヨーク市の保健関係者は「本格的な流行の始まりかどうかを判断するには、時期尚早だ」と慎重な姿勢を示す。下水サーベイランスの直近2週間のトレンドによれば、ブルックリン、スタテン島、クイーンズ、ブロンクス各区の一部をカバーする処理場では、濃度が顕著に上昇。ヨンカーズやロックランド郡の一部をカバーする処理場でも、濃度が上昇傾向にある。一方、州保健局は、コロナ検査の陽性率もわずかに上昇しているものの、医療施設での検査頻度は以前と比べて低下しているため、比較や検証は困難だとしている。
下水中のウイルスを検査する手法は、感染拡大から継続的に実施されており、関係者は「われわれは、下水データを長期間にわたって、チェックしている」と強調する。全米では、5月11日に国家非常事態宣言が解除されたことを受け、病院での定期検査も実施されなくなったほか、各州や自治体の感染状況の国への報告義務もなくなった。(1日、ゴッサミスト)
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