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共同通信
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【ナイロビ共同】国連児童基金(ユニセフ)は3日までに、ソマリアなどアフリカ東部で約3年間にわたり干ばつが続き、5歳未満の子ども190万人超が食料不足に伴う重度の栄養失調で死亡する恐れがあると発表した。「前例がない規模の危機」が起きていると懸念を表明し、国際社会に早急な対応を求めた。
ソマリアに隣接するケニアとエチオピアでも干ばつの被害が広がった。牛やヤギなどの家畜も死に、多くの住民が避難生活を余儀なくされている。ユニセフによると、重度ではない症例も含め700万人以上の子どもが栄養失調に陥っている。
今年3月以降に降雨が確認されるようになり、干ばつ収束への期待が出てきた。だが、財産である家畜や耕作地を失った被災者が経済的に自立できるまでには年月がかかり、干ばつが終わったとしても手厚い復興支援が欠かせない。
アフリカ大陸では、気候変動の影響で異常気象が起きやすくなったとの見方がある。5月にはソマリアで豪雨による洪水が起き、新たに20万人以上が避難した。