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共同通信
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九州防衛局は3日までに、鹿児島県奄美市の東シナ海沿岸部で4月、70デシベル以上の騒音を計14回観測したとする航空機騒音状況データを公表した。市では近年、米軍の輸送機オスプレイなどが住宅地上空を低空飛行する目撃情報が増加。安全への配慮や改善を求める住民の声や県、市の要請に基づき、防衛局が飛行実態把握のため、本年度から常時測定している。
防衛局は「測定された騒音のみでは米軍機かどうか特定できないが、引き続き測定を行う必要があると考えている」とコメントした。
防衛局によると、14回の平均値は77.6デシベル。最大値は80.9デシベルと地下鉄の車内並みの騒音だった。