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共同通信
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4日にアラブ首長国連邦(UAE)から帰国して逮捕されたガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)に対し、日本の警察当局は逮捕状取得後も関係先の家宅捜索や国際手配など捜査の手を矢継ぎ早に繰り出し、逮捕に向けた「包囲網」を狭めてきた。5月には捜査員をUAEに派遣し現地当局に協力を依頼。こうした動きが今回の帰国につながった可能性がある。
警視庁は参院本会議で除名された翌日の3月16日、逮捕状を取得。以降、容疑者は配信動画で「日本に帰らない」と強調していた。同24日に兵庫県伊丹市の実家が捜索を受けた際には、交流サイト(SNS)で「母親は関係ない。勘弁してほしい。実家に何かあるわけがない」と涙ながらに訴えた。
警視庁は動画配信サイト「ツイキャス」や動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の運営会社に容疑者のアカウント凍結を要請。相次いでアカウントが削除された。収入源とみられた自身のオンラインサロンも「メンテナンス中」で、閲覧できない状態が続いていた。