イスラエルとの国交正常化議論

Published by
共同通信

 【ジッダ共同】ブリンケン米国務長官が6日、サウジアラビアの実権を握るムハンマド皇太子との会談で、サウジとイスラエルの国交正常化の可能性について議論し、対話継続で一致した。米政府当局者が7日明らかにした。サウジは中国との関係を深め、ライバルのイランとは中国の仲介で和解。中国の影響力拡大に危機感を強めるバイデン米政権はブリンケン氏の訪問で、米サウジ関係の再構築を図った。

 イスラエルのネタニヤフ首相は中東の地域大国サウジとの国交正常化を優先課題に掲げ、米国も後押ししてきた経緯がある。近い将来の実現には懐疑的な見方が根強いが、交渉の行方が注目されている。