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共同通信
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【ブリュッセル共同】1994年に起きたアフリカ・ルワンダ大虐殺の責任者を裁く国際刑事法廷メカニズム(IRMCT)は7日までに、潜伏先のパリ郊外で2020年に逮捕された実業家フェリシアン・カブガ被告について、重度の認知症を患っているなどとして公判には不適格だとの判断を示した。
被告について「有意義な形で公判に参加するのに適しておらず、回復する見込みも極めて低い」と指摘した。現在の公判とは別の手続きを模索する方針だが「判決を言い渡せる可能性はない」としている。欧州メディアによると、被害者団体からは失望や非難の声が上がっている。