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共同通信
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【シドニー共同】南太平洋フィジーのランブカ首相は7日、同国が12年前から進めてきた中国の警察官受け入れを含む2国間の警察協力を見直す考えを明らかにした。中国との間で民主主義の価値観を巡る相違があるとの考えを示した。訪問先のニュージーランドで記者会見した。
中国は南太平洋のソロモン諸島と安全保障協定を昨年締結し、フィジーにも同様の協定を打診していた。警察協力が解消されれば、中国にとって打撃になりそうだ。
ランブカ氏はこの日、ニュージーランドのヒプキンス首相と会談した。両国は、軍隊同士の連携を強化するための地位協定を締結することで月内に合意する見通し。