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大気汚染から肺を守る方法
外出を控え、屋外では必ずマスクを


カナダの山火事による大気汚染警報が続いている。ばい煙の健康被害を防ぐにはどうしたらよいか、ラジオ局WNYCがニューヨーク大学の環境公共健康科学専門家、ジャック・カラバノス教授に尋ねた。
「まず、煙をできるだけ吸わないようにすること。タバコの煙を避けるのと同じだ」とカラバノス氏。ばい煙による微粒子が肺にたまらないよう、外出を控え、窓を閉めた屋内にいることを勧めている。そして「もし屋外でジョギングやテニスをするのであれば、無理をせず」、しばらくは控えるという勇気も必要だ。
また「屋外では、マスクやレスピレーターを使うことが好ましい」とアドバイス。マスクに関しては、新型コロナウイルス感染予防で使用したN95、KN95などを推奨するが、「手術用マスクでも無いよりはましだ」という。マスク着用の仕方については「鼻やほほに密着させる。隙間から微粒子が入り込まないようにすることが大切だ」と話す。
米国環境保護庁(EPA)が発表する大気質インデックスはニューヨーク市内でも「赤」が見られる。喘息や既存症のない人にとっても危険な状態だ。カラバノス氏は「地球温暖化で、干ばつが続く。気温も高まり、この夏、状況は悪化する可能性がある」と注意を呼びかけている。(7日、ゴッサミスト)
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