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共同通信
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【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は8日、複数の米政府当局者の話として、中国が米国の情報を収集するため、米本土に近く「米国の裏庭」ともいわれるキューバに通信傍受施設を設置する計画だと報じた。多くの軍事基地がある米南東部の電子通信を中国の情報機関が監視できるようになる。バイデン政権は警戒感を募らせている。
財政難に苦しむキューバに中国が数十億ドル(数千億円)を支払う代わりに、キューバが通信傍受施設の建設を許可することで両政府が原則合意したとしている。キューバに中国のスパイ施設が置かれれば、米国にとっては新たな頭痛の種となる。