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NY市、公立校で食育プログラム実践へ
児童・生徒の約4割が肥満か過体重
ニューヨーク市のアダムズ市長は6日、市内の公立学校の児童・生徒向けに、健康的な食習慣や、栄養価の高い食品の栽培、調理方法を教えることを目指した新たな食育プログラムを明らかにした。生産から消費に至るまでの一連の過程が、気候や経済、地域社会とどのように相互作用しているかについても教えるとしている。
アダムズ氏は「ニューヨークは、健康的な食品や食事、ライフスタイルの分野において、世界をリードしている」と強調。植物性の食事に切り替えたことによって、糖尿病の症状が改善し、視力が回復したとする自らの経験も引き合いに出した。
計画は①健康的な食習慣とウェルネスについて、児童・生徒に伝える②健康的で文化的であり、適切な食事を学校で提供する③保護者と管理者が主体となった学校コミュニティを構築するーの三大目標を掲げた。健康的な食習慣は、糖尿病や肥満、高血圧などの慢性疾患のリスクを減らす点なども触れた。
ニューヨーク市の公立学校の児童・生徒のうち、約4割が肥満か過体重の状態にあるとされ、とりわけ、黒人やラテン系の児童・生徒に影響を与えているという。幼稚園から高校までの市内全公立学校約千校の56%が、少なくとも一つの食育プログラムを実践している一方、残りの44%にあたる約800校は全く実施していない。(6日、amニューヨーク)
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