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共同通信
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13日午前6時20分ごろ、長崎市松山町の爆心地公園で通行人の男性が「千羽鶴が燃えている」と119番した。警察や消防が駆け付け、園内の被爆関連施設の千羽鶴が燃やされたのを確認した。長崎県警浦上署は近くにいた県職員の男(23)を器物損壊容疑で現行犯逮捕した。ライターで火を付けたと認めているという。
署によると、現場は旧浦上天主堂の壁を移設した慰霊施設の献花台付近。負傷者はいなかった。署が動機などを詳しく調べている。
爆心地公園を散歩で通りかかった長崎市の岩永栄さん(75)は「平和を願って折られ、全国からも送られてくる大切なもので、考えられない行為だ」と憤った。