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共同通信
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【ワシントン共同】米ホワイトハウスは12日、バイデン大統領(80)が11日に小臼歯の痛みを訴えて治療を受け、12日にも再治療を受けたと発表した。12日午後に予定されていた北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長との会談は13日に延期した。
2024年大統領選で再選を狙うバイデン氏は高齢のため身体の衰えを不安視され、健康状態が国民の関心事となっている。ジャンピエール大統領報道官は記者会見で「治療は成功裏に終わり、大統領は元気だ」と述べた。
担当医師によると、バイデン氏が受けたのは根管(歯の根)の治療。12日朝も不快感を訴えたが、予想された症状だとしている。
ホワイトハウスによると、バイデン氏は全身麻酔を受けず、大統領権限をハリス副大統領に委譲しなかった。憲法は、大統領が職務遂行不能な場合に権限を委譲するとしている。
バイデン氏は12日にホワイトハウスで開かれた大学スポーツの優勝者らを招いた行事を欠席。各国大使らとのレセプションも13日に延期した。