京都の業者からタリウム購入

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共同通信

 京都市の女子大学生や叔母にタリウムを摂取させたとする連続殺人・殺人未遂事件で、逮捕された同市の宮本一希容疑者(37)が両事件前の2020年5月に京都府内の大学関係者を装い、京都市の業者から硫酸タリウム50グラムを注文して購入していたことが捜査関係者への取材で分かった。叔母への殺人未遂容疑について大阪地検は勾留期限の14日、刑事処分を判断する。

 捜査関係者によると、容疑者が20年5月22日に電話で注文し、同25日に受け取った。業者側に残っていた関係書類に容疑者の署名や押印があり、検出された指紋も一致した。