番組でタマネギの「糖度」捏造

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共同通信

 鹿児島読売テレビ(鹿児島市)は14日、2月に放送した情報番組で新タマネギと普通のタマネギの糖度を紹介する際、砂糖水を使用するなどしてデータを捏造したと発表した。小林暢慎編成局長は「担当者の責任が欠如していた」と謝罪した。

 同社によると、2月24日放送の情報番組「かごピタ」で、映像は子会社が制作した。普通のタマネギの糖度を紹介する際、砂糖水の糖度をタマネギの糖度と偽って紹介。新タマネギは想定を超える数値となったため、水を加えて糖度を下げた。

 番組では、3月31日に「不正確なところがあった」と謝罪したものの、詳しい内容は説明していなかった。4月に関係者を処分した。