Published by
共同通信
共同通信
【ブリュッセル共同】オースティン米国防長官は訪問先のブリュッセルで15日、侵攻したロシアへの反転攻勢を続けるウクライナ軍は激戦に直面しながらも、依然として十分な戦闘能力を維持しているとの認識を示した。ウクライナ防衛を巡る関係国会合で、参加する約50カ国に軍事支援の加速を訴えた。
ブリュッセルでは15日、北大西洋条約機構(NATO)の国防相会合が開幕。16日までの日程で支援強化を確認し、リトアニアで7月に開かれるNATO首脳会議に向けた準備を進める。
国防相会合に先立ち、関係国会合を開いたオースティン氏は冒頭のあいさつで「ウクライナの戦いはマラソンであり、短距離走ではない」と指摘。武器や弾薬などの提供を長期的に続ける必要があると強調した。
終了後の記者会見で「ウクライナ軍は依然として多くの戦闘能力を持っている。厳しい戦いが続くと思われるが、持続力に優れるウクライナ軍が最終的に優位に立てると考えている」と述べた。