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共同通信
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「一人一人の声が届いた」。性犯罪規定を見直す改正刑法などが成立したことを受け、性被害の当事者や、支援者らでつくる複数の市民団体が16日、東京都内で記者会見し「大きな進展だ」と評価した。改正法に基づき、性教育の充実や啓発の実施も求めた。
「どれだけの犠牲を払って、被害を受けた人たちが声を上げてくれたか…」。性被害の当事者らの団体「Spring」の幹事山本潤さんは、声を詰まらせた。
19年、性犯罪の無罪判決が相次ぎ、当事者らが花を手に性暴力撲滅を訴える「フラワーデモ」の広がりなどを契機に法改正に向けた動きが加速。山本さんは、法制審議会の部会で委員として当事者の思いを伝えてきた。