Published by
共同通信
共同通信
2016年1月に長野県軽井沢町で大学生ら15人が死亡、26人が重軽傷を負ったスキーバス事故で、業務上過失致死傷罪に問われたバス運行会社社長高橋美作被告(61)の弁護人は16日、禁錮3年とした長野地裁判決を不服として控訴した。被告は公判で、事故は予見できなかったとして無罪を主張していた。
8日の地裁判決は、高橋被告は事故で死亡した運転手の経験不足を把握していたとして「事故を予見できた」と判断。運転手に必要な技量を習得させず、注意義務を怠ったとも指摘した。
地裁は、高橋被告と共に起訴された当時の運行管理者荒井強被告(54)に禁錮4年の判決を言い渡した。荒井被告は8日付で控訴した。