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共同通信
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【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会は16日までに、安全保障上のリスクがあるとして、第5世代(5G)移動通信システムの基地局市場で中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)を排除するよう加盟国に求めた。
ハイテク分野で中国企業の排除を進める米国に追随する。中国側の反発が予想される。
欧州委員会は発表で「ファーウェイとZTEは他の業者よりもリスクが高いとみている」と指摘した。2社の機器を新たに採用せず、既存の設備も加盟国や他の通信大手と協力し、ブリュッセルのEU本部など関連施設で段階的に撤去する。
ファーウェイとZTEを巡っては、米国のほかカナダが排除を表明。日本も事実上の排除を進めている。
ロイター通信は3月、ドイツ政府が自国の5G基地局でファーウェイとZTEの製品の排除を検討していると伝えていた。