「面前DV」リスク軽度が5割

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共同通信
警察が虐待疑いで児童相談所に通告した子どもの人数の推移

 子どもの前で家族に暴力を振るう心理的虐待「面前DV」に関する国の全国調査で、警察から児童相談所に通告があった事案のうち、児相がDVの頻度と子どもの様子などから状況悪化や再発のリスクについて「軽度」と評価したケースが57%を占めることが18日、こども家庭庁への取材で分かった。

 面前DVの対応件数は近年増加が目立つ一方、軽い夫婦げんかなども多く含まれると指摘され、今回の調査で裏付けられた形。注力すべき深刻な事案への対応に支障が出かねず、同庁は児相と自治体の役割分担を進める。児相の専門職が対応するほどではない軽微な事案は自治体担当者が安全確認し、地域に適した連携体制を強化する。