Published by
共同通信
共同通信
【キーウ共同】ウクライナ軍は南・東部でロシア軍に対する反転攻勢を続けた。マリャル国防次官は17日、南部戦線での進軍はゆっくりと継続しており、最大2キロに達したとの見方を示した。また、ロシアの砲撃力は増していると説明した。
英国防省も18日、最近は3方面で激戦が続いており、ウクライナ軍がわずかな前進を果たしたと分析した。南部戦線で両軍に多くの戦死者が出ていると指摘。ロシア軍は防御作戦でやや効果を上げたものの、東部ドネツク州バフムトでの3月の激戦以来、最悪の損失になったと推定した。
南部ザポロジエ州のロシア側幹部ロゴフ氏は、15日にザポロジエ原発に入って状況を確認したIAEAのグロッシ事務局長の随行職員らがロシア軍の軍備や検問所の写真を撮っており、外国の情報機関に協力する恐れがあると主張して不信感をあらわにした。グロッシ氏らが乗った車に対し妨害電波を出して通信不能にし、撮影画像は消去させたとしている。