佐賀の新駐屯地、土砂搬入始まる

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共同通信
土砂を積んだダンプカーの通行を阻止しようとする反対派住民ら=19日午前、佐賀市

 陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイの佐賀空港(佐賀市)配備計画で、防衛省は19日、佐賀駐屯地(仮称)予定地へのダンプカーによる土砂の搬入を始めた。通学時の安全確保を求める地元の要望を受け、午前7時~8時半は運行しない。7月以降、夜間の運搬を検討する。

 午前10時5分ごろ、土砂を積んだダンプカーが到着。計画に反対する住民や地権者らが「軍事基地化に反対」と書かれた横断幕などを掲げ、約40分間入り口をふさいだ。

 防衛省は12日、新駐屯地の造成工事に着手。駐機場や格納庫などを整備し、2025年6月末までの完成を目指す。オスプレイは現在、木更津駐屯地(千葉)に暫定配備している。