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共同通信
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2016年4月の熊本地震で、観測史上初めて震度7を2回記録した熊本県益城町で、震災記念公園の完成記念式典が18日、開かれた。公園が整備されたのは、地震の発生時、町民が避難した町の旧庁舎駐車場跡地。町は震災の記憶を継承すると同時に、憩いの場にもしたい考えだ。
町によると、公園は広さ約千平方メートル。復興に向かう町の象徴として、合掌した手の形をイメージした柱23本から成るモニュメントも設置された。
公園近くに住む同町の宮崎恵美子さん(75)は「(被災直後は)この辺りもグチャグチャだったが、よくここまで復興した。公園に散歩に来て、近所の人と会って集まるのが楽しみ」と声を弾ませた。