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共同通信
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【ワシントン共同】米主要メディアは20日、バイデン大統領(80)の次男ハンター氏(53)が税務や銃登録手続きに違反した疑いで訴追されたと報じた。司法取引で容疑を認めるなどし、2年間の保護観察処分となる見通しという。司法取引成立には連邦裁判官の承認を得る必要があり、ハンター氏は近く出廷する予定。
2024年大統領選を控え、野党共和党やトランプ前大統領(77)が攻勢を強め、再選を狙うバイデン氏に打撃となる可能性がある。
米メディアによると、ハンター氏は17年と18年に期日までに税金を支払わなかった容疑と、18年に薬物依存を申告せず銃を購入した疑いで訴追された。税務違反の容疑は認め、銃に関する違反は薬物を今後2年間使わず、銃も所持しないことで検察と合意したという。
不倫もみ消し問題や私邸への機密文書持ち出しを巡って起訴されたトランプ氏は、起訴は民主党のバイデン政権による「政治的迫害」だと主張、ハンター氏の問題を追及して対抗する構えだ。