Published by
共同通信
共同通信
【ニューヨーク共同】連休明け20日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続落し、前週末比245.25ドル安の3万4053.87ドルで取引を終えた。この日発表された米住宅着工件数が市場予想を大きく上回ったことで米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを継続するとの観測が強まり、売り注文が膨らんだ。下げ幅は一時380ドルを超えた。
5月の米住宅着工件数は年率換算で前月より21.7%増え、昨年4月以来、1年1カ月ぶりの高水準となった。一方、FRBのパウエル議長の米議会証言を控え、発言内容を見極めようとする様子見ムードもあった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数も続落し、22.28ポイント安の1万3667.29。
個別銘柄では、半導体のインテル、スポーツ用品のナイキの下落が目立った。ITのセールスフォース・ドットコムは買われた。