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共同通信
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名古屋出入国在留管理局の施設収容中に死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=の遺族が、国に損害賠償を求めた訴訟で、名古屋地裁は21日、ウィシュマさんが死亡する前、ベッドから落ち、助けを求める様子を写した入管の映像などを上映した。ウィシュマさんが苦しむ様子に涙を流す傍聴人もいた。
遺族側が映像の開示を求めたが、国側は、保安上問題があるとして拒否。地裁の勧告に応じて、証拠として提出した。
映像は計約5時間分ある。この日上映された映像には、ベッドに横たわっていたウィシュマさんが「あー」と声を上げ、床に落下する場面が記録されていた。