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共同通信
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岸田文雄首相は21日の記者会見で、デジタル技術を全面的に活用して行政組織を効率化する「令和版デジタル行財政改革」に挑戦すると表明した。一過性ではない構造的賃上げの実現に取り組む考えを強調。「未来への投資をつくり上げ、賃上げが当たり前となる経済に向けた道筋を着実にしたい」と述べた。秋の臨時国会に向けた補正予算案編成の是非については、物価動向を見極め検討する考えも示した。
デジタル行革に関し「国を頂点とする上意下達の仕組みを国がデジタルによって地方を支える仕組みに転換する」と説明した。国が共通のデジタル基盤を設計し、地方自治体が活用することで、行政を効率化できると訴えた。