仮設住宅16戸全て完成

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共同通信

 5月に石川県珠洲市で最大震度6強を観測した地震で、自宅に住み続けることが困難な被災者向けに県が建設していた仮設住宅が22日、全て完成した。特に被害が大きかった同市正院町地区の3カ所に建てられ、計16戸に約40人が入居できる。主に全壊被害を受けた市民が入る。

 うち4戸は14日に完成済みで、市によると既に生活を始めた市民もいる。担当者は「予定通り完成して良かった。被災者の意向に沿いながら速やかに入居の手続きを進めたい」と述べた。

 仮設住宅は、災害救助法に基づき被災者が住宅確保までの仮住まいとして自治体が無償提供し、原則2年入居できる。