水着「違反」でプール不可

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共同通信

 奈良県教育委員会は22日、天理市立朝和小学校の水泳学習で着る水着の独自ルールが保護者に十分周知されず、「違反」した児童約40人がプールに入れなかったと明らかにした。違反の有無を確認するため女性教諭が水着姿を撮影し、男性教諭に送って判断を仰いだやりとりを止めなかった点も含め、同校の女性校長を文書訓告処分とした。

 県教委によると、朝和小は排水口に巻き込まれる恐れがあるとして、スカートタイプの水着着用を禁止。水泳学習が始まる直前の5月12日に知らせた結果、同23日と6月13日の授業で準備が間に合わなかった児童はプールに入れなかった。