監禁と強盗傷害で無罪判決

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共同通信

 ベトナム国籍の男性2人を監禁し暴行したなどとして、監禁と強盗傷害の罪に問われた同国籍のグエン・スアン・ホア被告(24)の裁判員裁判で、さいたま地裁は22日、他のメンバーらの犯行に加担した証拠がなく共謀は認められないとして、無罪判決を言い渡した。検察側は懲役5年を求刑していた。

 佐々木一夫裁判長は判決理由で、被告がグループの一員として行動していたことを認める一方、被害者の証言について、脅された際の状況や現金を奪われた順番が変遷しており「信用性に疑問がある」と指摘した。

 その上で「被告が犯行に積極的に加担したことをうかがわせる事情は認めがたい」とした。