孤立集落に船の運航開始、奄美

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共同通信
鹿児島県・奄美大島の土砂崩れの被害調査へ派遣される緊急災害対策派遣隊の出発式=23日午後、福岡市(九州地方整備局提供)

 記録的な大雨が降った鹿児島県奄美大島で、土砂崩れにより道路がふさがれ、住民365人が孤立している宇検村は23日、村中心部と孤立集落を結ぶチャーター船の運航を始めた。島内の停電は解消され、一時3千世帯以上で起きていた断水も約30世帯まで減少した。

 県などによると、宇検村では複数箇所で通行止めが続き、解消のめどは立っていない。通勤通学や生活物資の輸送のため、チャーター船は通行止め解除まで運航する。

 国土交通省九州地方整備局は23日、緊急災害対策派遣隊(TEC―FORCE)を派遣。ドローンで土砂の流出規模などを調査する。