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共同通信
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静岡県熱海市のNPO法人「くすのき」は、2021年7月の大規模土石流で“被災”した猫約40匹を保護している。不妊手術を施した上で元のすみかに帰すのが定石だが、二次災害の恐れがある警戒区域に指定されたため、そのまま飼育。2年近くたってようやく飼い猫らしくなり、メンバーらは「第二の家、できれば永遠の家が見つかってほしい」と飼い主探しに奔走している。
熱海市昭和町の「ねこハウス Temple Cat」。6月上旬、猫約30匹が所狭しと走り回ったり、退屈そうにあくびをしたりしていた。同様の施設は市内に他に2カ所あり、計約40匹が新たな飼い主が現れるのを待っている。