神戸、屋内で暴行死後に遺棄か

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共同通信
草むらで男児の遺体が見つかった事件で、現場検証する兵庫県警の捜査員=23日午後2時48分、神戸市西区(共同通信社ヘリから)

 神戸市西区の草むらで穂坂修ちゃん(6)=同区=の遺体が見つかり、修ちゃんの祖母(57)に対する監禁や傷害の疑いで家族4人が逮捕された事件で、修ちゃんは自宅など屋内で暴行され死亡後、草むらに遺棄された疑いがあることが24日、捜査関係者への取材で分かった。

 祖母は自宅で4人に鉄パイプのようなもので背中や顔を殴られけがを負ったとされ、兵庫県警は修ちゃんにも同様の虐待がなかったかどうか死亡の経緯を調べる。逮捕した修ちゃんの母沙喜(34)、叔父大地(32)、いずれも叔母の朝美(30)、朝華(30)の4容疑者を24日、送検する。

 捜査関係者などによると、修ちゃんは19日ごろ外傷性ショックで死亡し、背中を中心に多数の打撲による皮下出血があった。22日夕、自宅近くの草むらでスーツケースに入れられた状態で見つかった際、服を着て靴は履いていなかった。身長や体重は6歳の平均的な発育状況だった。

 遺体発見の数日前、4人がフードをかぶるなど顔を隠して大きなスーツケースを運ぶ姿を近隣住民が目撃していた。