米政権がワグネル制裁延期と報道

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共同通信

 【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は24日、バイデン米政権がロシアで武装反乱を起こした民間軍事会社ワグネルに対して予定していた制裁を延期する方向だと報じた。制裁でワグネルの弱体化を図ればプーチン政権を利することになるとの懸念が背景にある。

 ワグネルの資金源となっているアフリカでの金ビジネス関連の制裁を27日に発表する予定だったという。バイデン政権は1月、ロシアのウクライナ侵攻に加担したワグネルを「国際犯罪組織」に指定。5月には西アフリカ・マリを足場に武器調達を企てたとして幹部を制裁対象とした。